社会人の這い上がり方 ~転職・就活から資産運用まで~

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成果が出ずに悩んでいる・転職を考えている方へ

是非、転職活動をする前に読んでもらいたい

キタロウです。

今日は「成果が出ずに悩み、転職を考えている人」向けに、転職を視野に入れる前にちょっとだけ読んで欲しいブログを書きます。今の環境でもマインドセットを変えてみれば、圧倒的な成果が出る可能性があるよという話です。

 

このブログを書こうと思ったきっかけ

この前、後輩社員達と飲んでいた時に、「自分は周りと比べて、何も成果が出せていない・・何も出来ている気がしないので、転職しようか悩んでいます。。」と焦りの感情が入り混じった話を受けました。

社会人になってから数年間「自分は成果を出せた」と自身を1ミリたりとも赦せるときがこず、「底辺社員」としてもがき苦しんでいた身として、その気持ちや焦りは痛いほど分かると思ったことが、このブログを書いているきっかけです。

 

そんな底辺社員だった自分が、転職という選択肢を取らず、どうやって"1/数千人"に選ばれるまで這い上がったのかを自身の経験踏まえて、共有出来ればと思います。今回はテクニック論ではなく、あくまでマインドセット中心の話なので、ご了承ください。テクニック論ももちろんあるので、それは別途あげます。

 

自分自身も転職という選択肢をとったことのある人間なので、転職には大賛成派なのですが、「成果が出ないから転職という手段をとって環境を変える」と考える文脈の中には、実はマインドセットがイケてなくて、本当は圧倒的な成果がもう少し頑張った先にあるのに…みたいな、もったいないケースがあることが多いと周りを見ていて思います。何より自分自身がもう少しでそのパターンになる1人でした。どうせ転職するなら何か成果を出してから出たいですよね。

 

このブログで、

・自分を赦せるぐらい圧倒的な成果をあげ、1/数千人に選ばれるようになった

・それまでにどういった転機があったのか

・一度は大切にするべき心構え

などについてを、自分のこれまでをさらけ出しながら書きますので、少しでも参考になればと思います。

 

「成果が出ない➡︎自分赦せない」は普通

新卒で入った広告代理店は環境が合わず、実力主義と呼ばれるベンチャー企業に意気込んで転職するも、成果という成果を残せずいました。周りの同期や後輩達が活躍し、各所で賞を受賞している姿などを見て、祝福の気持ちより先に、悔しさ・不甲斐なさが先行し、「どうして皆、成果を出せているのに、俺は出せていないんだ」という自身への怒りと焦りが、年がら年中、心の中を渦巻いていました。

怒り以外にも「自分はもっと出来るはずなのに、どうして・・」という傲慢な気持ちや、挙げ句の果てに「やっぱり勝負する土俵(会社)が適していないのでは?」という転職しようという考えも、頭をよぎることがよくありました。

 

若干成果が出せたとしても、変なプライドの高さが自分の中であり、「これは上司がアシストしてくれたものだから、自分の成果ではない」とし、納得のいく成果を出すことができない自分をずっと赦すことが出来ませんでした。また、マーケティング責任者として所属している事業も、決して軌道に乗っているとはいえず、事業継続すら怪しいのではないかという所まで追いやられていました。

 

当時を振り返ると、この後記載する転機が訪れるまで、自分の成果が出ないのも、事業が伸びないのも自分に責任があると100%心の底から思えていなかったこと(≒他責にしていたこと)は成果を妨げる主要因でした。また、こんな自分ではないと、現状の自分を認められていなかったことも、がむしゃらに成果に執着することを妨げていました。

 

他責というイケてない概念

 そんな事業も自分も窮地の中、ある時所属チームの飲み会があり、ご一緒していた結果を出し続けている優秀な上司に、酒の席ということもあって、勢いで成果が出せないことを他責にする内容を愚痴ってしまいました。すると、この発言に対して、即座にキレられました。

その指摘の1つ1つが、まるで認めたくない自分をまざまざと突きつけられているようで、情けなく、悔しく、苦しく、思わず涙が溢れ出てきてしまいました。一度涙を流したら制御出来なくなり、1〜2時間近く、都心の料理店のど真ん中で、ずっと大号泣をしていました(あんなに人目をはばからず死ぬほど泣いたのは、赤ん坊の時以来でしょう)。

 

その時頂いた指摘内容が、非常にわかりやすく有用だったので、記載します。

・他責にするな

・自分の領域だけでなく、事業が伸びることを考えて動け

(自分の領域で成果が出たとしても、事業が伸びなきゃ意味がない)

・誰よりも執着し続けろ

・仕事で感情は出さない

 

当たり前のことっぽく聞こえるし、「自分は出来ているよこの考え方」と認識しがちなのですが、意外と出来てない人が多いので、一度冷静に自分と向き合ってみてください。特に仕事中に「転職」というワードが頭の中にすぐよぎる人は注意です。潜在的に環境のせいにしてしまっているケースが多いです。

人目をはばからずに怒られ、泣くというこのある意味ショック療法があったこと、ちゃんと叱ってくれる人がいたことは、自分にとって幸運でした。

 

事業と共に這い上がり、1/数千人へ

そういった転機があったこともあり、他責というイケてない概念を消し去り、自分の領域だけでなく、事業全体を伸ばすことを考えて動き、誰よりも執着した結果、自身の領域で圧倒的な成果を出せ、危機的状況だった事業はV字回復を果たし、その年のMVPに選出されました。

 

成果が出ない環境は、必ずあります。身を以て知っているのですが、"人"という要素が自分にとって悪い影響を与えていない場合、一度先述のアドバイスを心に留めて目の前の仕事に取り組んで見てください。 それでも成果が出ない場合は、僕は上司に責任があると思います。その話はまた別にて。

 

長くなりましたが、最後までお読み頂き、ありがとうございました。